今日は、突然のご病気により言語障害になり、リハビリの為遠くから通われている生徒さんの日でした。

 

『チューリップ』を、前回のレッスンから引き続き歌いました。

一カ月前はたどたどしく歌ってらっしゃったのに、

あまりにスラスラと歌う今日。

一カ月間しっかり練習された成果が出ていました。

奥様はこうおっしゃって下さいます。

「レッスンの帰り道、普段全く話さない主人が、楽しかったせいか、おしゃべりになる」と。

この言葉が私にとって、どんなに嬉しいか…!

言語障害は、

頭では理解しているけど、正確な発音が出来なかったり、

なめらかに話すことすら、困難が生じる病気です。

 

普通の人がいとも簡単に歌う『チューリップ』。

でも、彼らにとっては、本当に本当に大変なことなのです。

レッスンでは、何度も何度も繰り返し、間違えた箇所を確認し、こと細かく取り組みます。

ご本人様の絶え間ない努力の甲斐があって、毎度症状が良くなっています。

そしてその症状を良くするお手伝いをしている『音楽』、『歌』の素晴らしさに、毎度熱い思いでレッスンをさせて頂いています。