“豊かな声”って作れるの?
レッスンでは、オペラ歌手のようにマイクを使わず、広い会場の端から端まで、行き渡る豊かな声を目指します。
「“オペラ歌手みたいな声量”、“響きのある豊かな声”は、元々その人が恵まれて与えられたものでしょう?」
そう思うかもしれませんが、“声”は、努力で作り出せるのです。
“声”は、努力で作り出せる
私自身、以前はガリガリで身体は細く、オペラ歌手とは正反対の身体つきでした。
身体の中が空いていないので、出てくる声もか細く、コンサートで歌うと、
お客様は耳をすまして聞かなければ聞けないほど。
沢山表現したいことはあるのに、音がまず客席に届かなければ、意味がないんですね。
一人よがりになってしまう。
とにかく声量を上げることを考え、
大学を卒業してからも、札幌の先生に通い続けました。
身体が細くても、“豊かな声”を出せる方法を研究し続けました。
声の質にまでこだわりがあるので、生徒さんには、それを伝授させて頂きたい想いがあります。
自分は、もともと良い声ではなかった、だから出来る、
試行錯誤して手に入れられたやり方を、お伝えすることができます。
“声作り”、どのくらいかかる?
“オペラ歌手みたいな声量”、“響きのある豊かな声”を作るには、どれくらいかかるでしょう?
個人差があるのは確かですが、“良い声”になってきたと感じ始めるのは2、3年経ってから。
4年経つと、誰が聴いても“声楽をされている方”という声になります。
“良い声”を追究するのには終わりがないので、4、5年通われている生徒さんも、「まだまだ…!」と、どんどん“良い声”になって行っています。
“豊かな声”って、それだけで本当に魅力的なんですね。
3万円のヴァイオリンより、やはり数億円のストラディバリウス(※ヴァイオリンの名器)なんです。
楽器(声)が良くなかったら、全部良くなる(笑)
“声作り”、一番大事です。
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